BLCDコレクション「宵闇シュガーキャット」インタビュー
吾妻 翔役:榊原優希様
茅原 樹役:中島ヨシキ様
※以下、敬称は省略させていただきます。
まずは、収録や作品のご感想をお聞かせください!
榊原:
とにかく楽しかったです! 自分はすごく翔君が好きで、原作を読んだときに、表に出る表情こそ控えめだけど彼の内側からにじみ出てくる感情とか、そういう部分が特に好きです。その翔君の微細な加減を各シーン調整して、演技するのが楽しかったですね。
中島:
僕はお話の中で嫌な人とかが出てくる作品が苦手なのですが、この作品には本当に嫌な人がいないです。本当に悪いのは翔の両親くらいかな。人のことを想うが故にすれ違ってしまうくらい、いい人ばかりの作品です。樹も翔もいろんなことがあっても、優しさが擦り切れ切らずにいて、ハラハラするシーンがあっても最終的には安心できるお話だと感じました。その作品のイメージを大切に暖かい感じが出るといいなと思いながら演じさせていただきました。
印象に残っているシーンや、キャラクターについてご感想をお願いします。
榊原:
とあるイラストが出てくるんですけど、その子を演じたのがとても楽しかったです。そしてとあるシーンでは、その子がたくさん出てくるんですよ…! そのシーンではヨシキさんと一緒にその子を演じられてほっこりしました。あのイラストのあのほっこり感って、この作品から出るあったかさにすごく似てるなぁと感じました。すごく幸せを感じるシーンでした。
中島:
人間をやるより若干緊張しましたね・・・。
一同:
(笑)
榊原:
皆様にも是非いっぱい聴いていただきたい、とあるあの子の声、でした。
中島:
すぐにどのことがわかると思います(笑)。
一同:
(笑)
中島:
僕は前半、ナレーションやモノローグで一人でずっとしゃべっていたんですよね…(笑)。
二人(翔・樹)以外のにもすごくキャラクターが立っている登場人物が多くて、例えば才川。気に入ってます(笑)。営業成績トップだけど、そんな感じがあんまりなくて、樹より背が高くてガタイもいい感じなのに、ぼーっと遠くを見ているような感じですよね。のんびりしていておだやかなイメージですが、先生によると彼はスイッチが入るとすごいとのことで。一体…、どういう営業するんだろう(笑)。
榊原:
カチッとスイッチが入ったら「やー!どうもどうも!!ありがとうございますっ!(笑顔)」って感じでしょうか?
中島:
あれ、なんかちょっと嫌だね(笑)。
一同:
(笑)
榊原:
「いやぁ~!本当に困りましたねぇ~本当に!ねぇ~!」みたいな(笑)。
中島:
媚びる系なんだ(笑)。
榊原:
いや、違うかも…。もっとかっこいい感じだと思います(笑)。
中島:
才川役の深町さんとは一緒に収録出来なかったので、どのような才川になったのかとても楽しみです。しかも最後才川と絢人が意味深な感じで終わったじゃないですか。
榊原:
あの続きはどうなるんですか? 先生!!
中島:
原作コミックスのカバー裏でもイチャイチャしてましたしね。気になるところです…。
このCDの聞きどころを教えてください!
榊原:
感情を表に出さず、原作でも表情の変化が微細な翔君。でも実は表情自体に大きく変わりはなくても、顔が真っ赤になったりとか目線の感じとかの節々に感情がにじみ出てて、いろんな表情が見えてくるようで。昔の翔君~物語の最初の翔君、そして樹さんに出会って絆される翔君や、いろんなものを抱えつつ、甘えて良いのかなとなる翔君。いろんな変化を皆さまに聴いていただきたいなと思います。段々彼は今どんな感情なんだろうと翔君に寄り添ううちに、彼に移入していきます。そうするとすごく樹さんの優しさが染みわたっていきますので、是非、翔君と一緒に絆されてください。
中島:
作品の設定上、食事のシーンが他の作品より多いという部分が肝かなと思います。やっぱ食べるって大事なことで、僕自身も食べることが好きです。一番最初に樹が人が作った手料理を食べたいと言っていて、めちゃめちゃ贅沢だけど、実はいろんな人が小さいころ経験していたであろう記憶。なにかを食べたり、飲んだりしたときに、昔の記憶がなんとなく蘇ってきたりしますよね。後半では食事に興味がなかった翔が近所の人から料理をお裾分けをしてもらって、それで手料理っておいしいんだと興味を持って自分で作り始めたり。この作品は食事がターニングポイントになるシーンが多く、僕たちも料理を口に運ぶシーンが多いです。そこを中心に話が動いているということを意識して聴いていただきたいです。
最後に、ファンの皆様にメッセージをお願いいたします!
榊原:
皆様、こちらのお話はとってもあったかいんです! なので是非ほっこりあったまりたいなというときに触れていただいて、優しさを感じて欲しいなと思います。僕的にはこの作品はあったかい筑前煮のイメージかな(笑)? 是非、翔君と樹さんの出会いからイチャイチャで、ほっこりしていただけたらいいなと思います。いっぱい聴いてくださったら嬉しいです。
中島:
おいしいごはんもですけど、いい創作物を得るというのはとても体にいいことでそれからしか摂取出来ない栄養があると思います。尊いという感情は人を元気にするので、原作も併せてCDも楽しんでいただけたらと思います。
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BLCDコレクション「宵闇シュガーキャット」