BLCDコレクション「うそつきと狼」キャストインタビュー
朝比奈 奏役:白井悠介さん
桜田鷹臣役:川原慶久さん
※以下敬称略とさせていただきます。
――収録のご感想をお願いします。
白井:
「うそつきと狼」は原作がとても分厚い1冊で、今回CDもボリューミーな2枚組として発売します。
奏くんが色々な過去のトラウマを抱えて生きていて、ひょんなことからヤクザの若頭・桜田さんと出会います。
僕が今までに体験したことのないような事態にどんどん巻き込まれていくような内容で、その感覚がとても面白く感じました。
川原さんと二人だけでじっくりと2枚分録らせていただいたので、集中して臨めました。
川原:
とても面白いストーリーで、奏くんの過去のわだかまりを一つ一つほどいていく過程がすごく丁寧に描かれています。
また同時に今までしたことのない仕事にチャレンジする内に、少しずつ新たな自分を発見していく奏くん自身の初々しさや頑張っている姿をすごく応援したくなりました。
奏くんは本当に気持ちのいい男だったなぁという印象がとても強くて、この2枚組のCDを演じる中で成長していく奏くんの姿を見ているのがとても楽しかったですね。
しかもその声を白井くんが活き活きと演じていて、これが本当にキャラクターが生きているという感じなんだなぁと直に感じて、収録をさせていただきました。
聴いてくださっている皆様もその部分を楽しんで聴いていただけたら幸いです。
――お話とキャラについてのご感想をお願いします。
白井:
個性的なキャラクターがたくさん出てくるので…。
バーのママのあずささんとか、桜田さんの部下である白井…、そう “白井”がね、いるわけですけれども…。
川原:
(笑)。
白井:
川原さんが桜田さんとして、「おい、白井。」ってセリフを言うわけですよ。
その時僕は毎回ビクッとしてました…。
川原:
後半に行くにしたがって、だんだんと白井に対する優しさが、奏役の白井くんから出てくるっていうのがちょっと面白かった。
白井:
僕もちょっと白井のこと気にかけてるみたいなところありますからね。
あと阿久津さんもヤクザらしからぬ人柄というか、なんだか愛らしいというか、可愛いく思えて来ますね。
だからもしスピンオフとかがあったら…と期待してしまいますね(笑)。
印象的なシーンでいうと、桜田さんと奏くんのプレイがなかなか面白いなと…。
川原:
そうね!
白井:
本当によく考え付くなぁというプレイがかなりありました。
そういうところも新鮮で、楽しみながら収録させていただきましたね。
川原:
今回は発売前のインタビューということで、あまり詳しくは申せないところなんですけれども、桜田鷹臣自身がヤクザということもありまして、命のやり取りのようなセリフが出てくるわけです。
たとえば「命(タマ)はとっちゃいねぇよ。」
白井:
ありましたね!
川原:
皆様もご存知かと思いますが、ヤクザ用語で「タマは取らない」は「命は取らない」ということです。
とあるシーンで命の方の“タマ”の話をしているときに、ちょうど男性特有の器官に関する話題になるんですよ。
なので、うん??? 命?? 玉?? ん?? どっちってなって…。
私としてもこれはとてもウィットに富んだジョークを言ってるんじゃないだろうかって思った瞬間がありまして…
白井:
いや、僕もずっと思ってました。
川原:
思ってた(笑)? だからその辺の“タマ”と言ってるシーンは皆様も是非楽しみにしてCDを聴き進めていただければ嬉しいなと思っております。
――聴きどころを教えてください。
白井:
奏くんは金持ちを手玉にとって、相手をお酒で酔わせてお金を巻き上げているけど、自分の体は絶対安売りしない、という感じですごく自信を持っているんですよね、最初は…。
その後、桜田さんとの出会いでその自信が脆くも崩れ去り、奏くんがどんどん桜田さんのペースに流されていくというのが面白いなと思います。
でも奏くんは桜田さんがヤクザの若頭って分かった後も桜田さんに対してめちゃくちゃ強気に行くんですよ。
すごく度胸があるし肝が据わっていて、そういうところが桜田さんが奏くんを気に入っている部分の一つだと思います。
奏くんの肝が据わっている部分だったりとか、それに対しての桜田さんの何気ない会話やつっこみが、すごくほっこりするなぁというシーンがたくさんあって、その中で色々なプレイもありつつ。
見所は本当にたくさんあります。
川原:
事細かにここが聴きどころだよと一つずつ言いたい気持ちもあるんですけれども、聴いていただいている方がこの2枚組のCDを通して、各々で見つけていただけたら嬉しいなと思います。
あえてどこが聴きどころかと言われますと、とにかく奏くんが可愛い!
ツンケンしている時の可愛さはもちろん、心を開いてきてからの可愛さもあり、可愛らしさがどんどん変化していって、可愛らしさの質が変わっていくのが面白い部分です。
その時間経過と人間関係の変化で、人の可愛らしさがどのように変わっていくのかを是非実際に聴いていただいて、“ここかぁ!”と思っていただきたいですね。
――ファンの皆様へのメッセージをお願いします。
白井:
今回は2枚組でたいへんボリューミーな内容になってますので、じっくり楽しむことができると思います。
奏くんや桜田さんの感情やその変化は、お話を通して聴くとより分かりますし、二人の関係性というのもお話の流れと共に徐々に変化していく。
そして周りの他の登場人物たちが二人にどう絡んでいくのかも楽しめます。
奏くんがずっと抱えているものがどういう形で清算されるのかというところも一つの重要で…、つまり是非実際お手に取って聴いてみてください(笑)。
原作のやまち先生が描くキャラクターたちの繊細な表情だったり、心理描写を音声でも変わらず表現する気持ちで収録させていただきました。
原作のファンでCDも楽しみにしてくださっているという方もきっと満足していただける内容になっていると思います。
是非是非よろしくお願いします。
川原:
白井くんが良い話を全部話してくれたので、あえてちょっと方向性を変えてお話をしますね。
最初は自称100万の価値があるケツをお持ちだった奏くんが「面が良いだけで、値段のわりに色気がねぇな…。」と、桜田に突っぱねられてしまいました。
しかし奏くんの持つ別の魅力に桜田が惹かれて、そこから桜田はどんどん奏くんに入れ込んでいきます。
自分が思い込んでいる価値と人から見た自分の価値というのは違うこともあるかもしれない。
思い込むだけじゃなくて、もっと色んなものをさらけ出してみると意外と物事が良い方向に転がるのかもしれないなという発見がありました。
みなさんも楽しんで聴いてください!!!
商品情報
▼商品ページ
BLCDコレクション「うそつきと狼」
▼音声CM
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https://www.animate.co.jp/gratte/480628/